とある試合の一場面

youtubeでたまたま見ていたB級戦の準々決勝ぐらいの試合でのひとコマ。

 

ブレイクスクラッチから、回ってきたフリーボールからの配置。

 

 

②番からで、次が穴前の③番。

 

パッと見て、⑤番までたどり着ければ何とかなりそうな配置。

 

⑤番へのポジションが遠いとシュートが難しい。

パッとみの印象は、そんなところ。

 

まず②番から③番へのポジションを考える。

 

ボールとボールの間を狙う選択と、ボールを超えて短クッション際まで出す選択がある。

上の図の下のグリーンのエリア。

広そうだけど、球間は意外に狭い。

上のグリーンの短クッションエリアは、確実に③番が見えるし、一見狭そうだけど、右捻りで④番へのポジションも可能で、シュートを繋ぐという意味では、確実性が高い。

 

 

試合では。

②番から③番へは、

ボールとボールの間にポジションし、

 

このようなポジションに、④番サイドも行けそうでしたが、コーナースクラッチが見えたのか中途半端なショットになり、

 

④番外して、このゲーム落としていました。

 

このゲームのポイントは④番サイド前ですが、穴前の③番からのサイド前の④番へのポジション。

ピンポイントでサイド、コーナーへは出しにくく、予測しながらの出たとこ勝負になると思います。

ただし、手球は④番に近いほうが確率が上がるでしょう。

それを踏まえて、②番から③番へのポジションは、

 

 

これか、

 

 

これ。

撞き慣れたテーブルなら、上でもいいと思いますが、試合会場なら、コンディション分からないので2クッションで短クッションに入れてちょっと出す感じでいくと思います。

 

続いて③番から④番へのポジションですが、④番へのシュートラインを横切るし、力加減が難しいので、出たとこ勝負でショート目でいくと思います。

 

撞くというより、ひねりだけで、転がす感じ、ソフトに。

③番に厚めにいれれば、長クッション上から1ポイント目に第1クッションがはいるイメージです。

⑥番と⑤番の間を通ってきます。

 

可能性としては、ショート、ぴったし、行き過ぎ、どれもあると思います。

 

 

サイドへのピンポイント出しは、まずできそうにありませんが、④番シュートできるところには出したいです。

 

ショート①は、右下のコーナーへ。手球は押し球と言うよりは、コロコロと自然回転で前にソフトに転がす。出来るだけ⑤番に対して厚めに出したい。

 

 

ショート②は、④番はサイドへ入れ、手球は下の長クッションから短クッション、短クッションから右ひねりで⑤番に対して厚く出したい。

 

⑤番に対して厚く出したい理由としては、⑤番ストップでも⑥番には良いフリ。⑥番へはストップよりも、もう少しなら厚くても行ける。

⑥番は、右上のコーナーポケットへ。真っすぐは✕。⑦番へのアプローチが優しいフリが欲しい。

⑦番に当たらないように、左をひねっておこう。

 

ぴったし③は、④番はサイドにイレて、芯撞きで右にボール1~2コ分転がす。

 

 

ちょっと行き過ぎ④は、④番サイドの手球は右の長クッションの上の方へ、

 

 

このへの字ですが、上の撞点でシュートしますが、⑤番が引っ張られてポケット出来ずに短クッションの方へ向かう場合は、同じ厚みで、上の撞点+半タップ右で軽く転がす程度のショットで、解決します。

 

 

だいぶん行き過ぎ④は、上のコーナーポケットに

しかし、これはコンディションつかんでいないと、選択しないかもです。

他の選択肢。

同じ場所から、大きく回してくる選択も。

 

④番は、サイドの薄めいっぱいから、下の左ひねり多めで力加減はかなり弱めでいいと思うが、④番外さないようにしっかり撞く。

強いと出過ぎて⑤番が遠くなる&スクラッチまである、リスクがある。

ショットは弱めで、⑦番に接触しないように左ひねり多めで、センター付近を通過目標で。コンディションにもよるが、ひねり多め+転がし力20%ぐらいでいけるとおもう。

 

 

 

【まとめ】

一見簡単そうに見えても、意外に落とし穴が隠れていて、リカバー力が試される配置、でした。

今回の②→③もそうですが、③→④番へのポジションの様に、ネクストの選択肢が多すぎても、リカバーできるように、よく練習しておく。そして危険察知を敏感にしておく。

④番出しの最悪は出し過ぎ。図で言う⑤のポジションから先。①~④までなら、リカバーできる。

 

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